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Zankoku-maru SAGA 1-2

書いた人 aria・dreadnought

なんか色々感想ありがとうございます。
どうみても全部身内です、本当にありがとうございました。
なんかすげー長くなりそうな気がしてきましたが、一応4か5くらいで終わる予定です。
なんか入れたいエピソード発見したら6になるかもです。


あとこの話は「偶然」に登場人物の名前がごく近い知り合いなどと被ってしまいましたが、たまたまですよ。
本人とはまったく関係ないので、例えば急にみんちが萌えキャラ化したとしても全然本人はそんな事ないのですよ。

こういう話を書いたことがないためか、えらい長くなります。
経験って大事ですね、うまくまとめる事が出来ません。
なのでもっと辛辣な意見を募集してますよ。

それでは第二話です。

残酷丸はエミル界とは次元の違う世界であるドミニオン界出身の男性である。
ドミニオンは一般に悪魔族とも言われ、背中に生える黒い翼と尻尾が特徴的な種族だ。
悪魔族という呼称から悪いイメージを持ってしまうが特に邪悪な存在というわけではない。
そのほかの特徴として身体能力的に人間よりも優れ、強い力と高い魔力を併せ持つ好戦的な種族である点があげられる。
指が7本あるとか、頭から触手が生えるとか、足が4本あるとかそのような事は一切無く、羽と尻尾がある以外はなんら普通の人間と変わらない。

残酷丸も黒い翼と尻尾がある以外は普通の男の子だった。
性格はいたって前向き、さらには素直、悪く言うと単純。
そのため考えが及ばずに先走る傾向が強くそのため苦労する事も多々ある。
そのために彼は要らぬ苦労を沢山抱え込む人生を歩むだろう。
それでも残酷丸はまっすぐ前を向き、一歩一歩しっかりと進み、落とし穴に落ちる。
そう、彼の人生に何かの言葉に例えるとしたら「落とし穴」ほどしっくり来るものは無いだろう。


zankoumaru-saga
1-2 残酷丸vsうさたん


アイアンサウスを上空から見下ろすと壮大な風景が広がっていた。
鉱山から伸びる鉄道とそれを中心に栄える都市。
大砲を搭載した飛空庭が織り成す屈強な軍隊。
雄大な火山が吐き出す水蒸気と血液のように赤く燃えるマグマ。
残酷丸は少し故郷と似ていると思った。

飛空庭を降りた残酷丸はまず最初に情報収集から開始した。
そもそも、この街に来たのは飛空庭のパーツを貰うのが目的である。
アイアンサウスは上層と下層に分かれた構造を持つ近代的な都市で、ここを闇雲に探し回るのは少々無謀といえるだろう。
街の人に聞き込みを開始した残酷丸だが、飛空庭のパーツの配布という情報は思ったよりも一般に知られてないのか、目当ての情報にはなかなかたどり着けない。
良くわからないことを言われた際は、すべて「はい」と答える事でやり過ごしていた。
「はい」のほうが「いいえ」よりも印象が良い、わからなかったら「はい」と答えておけ、これは清掃局に勤めていた時代にマスターしたスキルである。


結局、街に来ていた魔法使い風の女の子により「下層に居る男から飛空庭のパーツを貰える」との情報を手に入れた。
その場所を探しながらしばらく歩くと、大きく開けた広場にバンダナを巻き眼鏡をした冴えない男が立っているのが見えた。
残酷丸は挨拶もそこそこに話しかける。
「飛空庭のパーツが貰えるって聞いて飛んできました」
「はいはい、そうですよー。えっーと、うーん・・・」
なんだか雲行きがあやしい。
黙って男の言葉を待つ残酷丸。
「残念だけど今の君には渡せない決まりなんだよね」
衝撃の一言が残酷丸を襲う。
「え・・・話が違う・・・」
「悪いけどダメなんだよね。もう少し強くなったら渡せるんだけどね・・・ごめんね」
「はい・・・出直してきます・・・」
残酷丸は打ちひしがれたように男の下を去る。

残酷丸は少し話を整理してみることにした。
飛空庭のパーツは今はもらえないが、今より強くなれば貰えるという事。
強くなる。
そうだ、強くなればいいだけの話だ、ここで強くなってパーツを貰えばいいんだ!
そう前向きに考えられる強さを持つ残酷丸は、さっそく唯一の武器であるレプリカ・ショートソードを右手に装備する。
もう俺に怖いものはない、あとは強くなるだけだ。
目の前の敵を倒しレベルを上げる、そうだこれこそ冒険者なのではないか。
残酷丸は少し前の弱い自分を叱咤し、心を奮わせながら前に進んでいく。

アイアンサウスシティの外は地獄絵図のような状況だった。
かわいらしいウサギ型のモンスターを魔法使いや戦士が次々に倒していく。
どうやらあのウサギ型モンスターはシナモンというらしい。
どうみてもマスコットにしか見えない外見をしたシナモンは、随分大人しいモンスターらしく近くを通っても暴れ出す気配すらない。
他にも色々なモンスターが居るのだが観察している限りシナモン以外はあまり倒されていない。
むしろ皆目の色を変えてシナモンを攻撃している。
こんなかわいいのにあそこまで本気にならなくてもいいのにかわいそうに、残酷丸は素直にそう思った。
それと同時に「なるほど、つまりシナモンがウマイのか」との結論にも達した。
ウマイのであれば狩らない理由はない、残酷丸は近くを通りかかったシナモンに切りかかる。
「悪いが俺の糧となれ!」
右手のレプリカソードが空気を裂き、乾いた音を立てシナモンに襲い掛かる。



気がつくとアイアンシティに居た。
どうやら気を失っていたらしい。
それに何故だか体が痛い。
状況を把握できずあたりを見回す。
少し冷静になろう、そう考えた残酷丸は少し前の事を思い出してみた。

剣を振り下ろす、ウサギは余裕でその剣をかわす、うさぎの反撃。
そこで記憶が途切れる。
どうやら一撃でやられてしまったのかもしれない。
残酷丸は何が起こったか理解できない、理解しろというほうが難しいのかもしれないが。
まさかあんなウサギに一撃で倒されるわけがない。
そう信じたかった。
そんな混乱した残酷丸に復活の戦士が声を掛ける。
「君は街から出てすぐのところに倒れてたんだよ。」
「え・・・まじですか・・・」
「まぁ次から気をつける事だね」
「はい、わざわざ運んでくれてありがとうございます」
「いやいや、これが仕事だしね、それにさっきここにつれてくるって約束しただろう?」
「え?」
記憶をさらに掘り起こす。
そういえば先ほど、パーツ配布の情報を集める際、この男にも話しかけた気がする。
セーブポイントとか、なんとか良くわからないことを言われたので、とりあえず「はい」と答えたと思う。
「えっと、セーブポイントについてもう一度説明してもらえませんか?」
復活の戦士は顔色を変えずに力強く
「まぁつまりどこで倒れてもサウスシティに連れてきてあげるって事だ」
と答えた。
「なるほど・・・」残酷丸はここにきて清掃局でマスターしたスキルを忘れたくなった。
しかし悔やんでも仕方ない、もしかしたら当たり所が悪くてたまたまやられただけかもしれない。
あんなウサギに遅れを取る俺ではない、そう信じていたし信じたかった。
そう信じるために残酷丸はまたシナモンへと挑む決意をする。


「ですよねーw」
気がつくとまたアイアンシティに居た。
どうやら本当にあのシナモンに、あのかわいいウサギに倒されたみたいだ。
残酷丸は理不尽さよりもまず先に、これから先の方針について考え始める。
状況を整理し、流石に二回も倒されれば、ここが自分にはまだ早すぎる場所だという事を理解した。
そしてまずはアクロポリスへと帰る事が何よりも先決であるという結論に達する。
残酷丸はアクロポリスへの道を知らない。
だが「全ての道はローマに通ずる」という言葉にあるように、大きな街道を歩いていけばきっと目的地につくはず、と根拠も無く考える。
「アクロで力をつけてまたここに帰ってきてやる、待ってろシナモン!」
先ほどまで哀れみすら抱いて居たシナモンに一方的なライバル宣言をし残酷丸はアイアンサウスシティを後にする。


12回目のお倒れを経て残酷丸は徒歩でのアクロ行きを諦めた。
決定的だったのは寝床岩と呼ばれる街道に入った瞬間に空飛ぶ魚の群れに襲われた事である。
残酷丸にはあの道を抜けれる気がしなかった。
こうなれば現代の科学力に頼るしかない。
すなわち飛空庭である。
飛空庭でここまで来たのだ、帰りも飛空庭なら間違いは無い。
あたりを見回すとアクロポリスほどではないが、ここにも沢山の飛空庭が駐留しているようだ。
ロープに掛かる看板を注意深く見ながらアクロ行きの飛空庭を探す。
一つ一つ見回って行ったがどうやら今日はアクロ行きの飛空庭は出ていないようだ。
ここでしばらく待とうかとも考えたが、残酷丸は明日に仕切りなおす事に決めた。
今日は色々ありすぎたせいか、体はとっくに限界を迎えており、歩くのですらやっとの状況だった。
宿を取ろうかとも思ったが今後の事を考え節約のためにも野宿をする事にした。
残酷丸は近くのベンチに横たわる。
サウスの空は綺麗な茜色に染まりきっていた。
ぼんやりと空を眺めていると昨日まで見ていた景色が遠い世界の出来事のように思える。
本当に帰れるのだろうか、明日は飛空庭が見つかるだろうか、清掃局のスキルは忘れよう、そんな事を考えながら残酷丸は泥のように眠りについた。

翌朝、残酷丸は目を覚ますとすぐに行動を開始した。
流石にベンチで寝たためか少々体が痛い。
だが疲労自体は完全に抜けている。
一日行動するにはまったく問題ないだろう、むしろ絶好調といってもいい。
今にも「うひょうw」と言い出しそうな残酷丸はさっそく広場に行ってみるが、早朝過ぎたせいだろうか思ったほど飛空庭は停泊していない。
閑散とした広場を歩き、ぼんやりと飛空庭の看板を見回っていると、今まさに目の前に飛空庭から降りてきた女の子と目が合ってしまった。
少し気まずい空気が流れるが、残酷丸はついその子に見とれてしまう。
背中に白いはねが生えたタイタニアの女の子。
ドミニオンの黒い翼が力強さの象徴であるなら、タイタニアの白いはねは気高さと高貴さの象徴である。
綺麗なブルーの瞳はまっすぐに残酷丸を見据え、美しい黒髪は頭にかかる金色の環と共に朝日に輝く。
残酷丸は自分が宗教画の世界に入り込んでしまったような錯覚を覚えた。
白いワンピースに身を包んだその女の子を見ると、タイタニアが天使族と言われるその意味がわかる気がした。
しかし幻想は常に現実に打ち砕かれる。


「何ジロジロみてるんですか?ヘンタイですか?」
「ひぃ」


続く

comment

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No title

辛辣な意見が欲しいなんて、、、、マゾですか><
そうなんですね><

文章を短く纏めるのは難しいですね。会話重視にして状況説明を減らすなら結構短くなるのですが、その場合は、キャラの味付けを強くしないといけない&キャラ説明をはじめにちゃんとやらないといけないってのがありますね。

・・・などと思ってみた!
文章を全然書かない人より
プロフィール

へぶれぐ

Author:へぶれぐ
ECOゲーム内リング「へぶれぐ」の紹介ブログみたいなものです。
四葉鯖で地道に活動中。
メンバーも軽く募集中。
まずは「はじめに」をお読みくださると色々解ると思います。

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