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週刊少年へぶれぐ

実家があまりにも暇すぎて適当にお話を書いてるので、出来次第あげていきますよん。






残酷丸サーガ 外伝 




農家の彼女がアクロポリスについたのはまだ桜の花が咲き乱れている頃だった。
あたり一面が桜色に染まったファーイースト街道を今でも鮮明に思い出せる。
桜の花びらが太陽の光に輝き、まだ少し肌寒い風が桜にダンスを躍らせる。
その風は歩いていた彼女の温まった体には妙に心地よく、
新しい土地への期待や希望なんかでざわついた心を少しだけ冷静にさせてくれた。
ふと空を見上げる。
輝く太陽を目にすると光のシャワーを全身に浴びているように感じる。
「よし、これからアクロでもがんばるぞ!」
そう声に出してみるとまた心がざわつき出す。
アクロポリスは今までの変わらない日々をきっと変えてくれるだろう。
これからどんなことが起こるんだろう、そしてどんな出会いが待っているんだろう。
そうやって人から見れば小さな希望を抱きながら農家の娘は歩く。
こんなきれいな道の先にある街だから、きっととっても素晴らしいに違いない。
そう思いながら歩いたのは桜の花が咲く季節だった。


空の無い灰色の町並みを眺めながらふとそんなことを思い出した。
あの頃とはずいぶん違ったもんだ。
遠い遠いあの頃、あの日々。
あの頃抱いた希望や夢はもう忘れてしまった。
どんなことを思ってたんだっけ。
そんなことを考えながら薄汚れた眼鏡を白衣の端でふき取る。
少し薬品臭い白衣。
それは彼女が農家をやめアルケミストとして生活していることを表していた。


zankokumaru saga
another episode

アルケミカル ミステリー ツアー



ダウンタウンの西エリア、住宅街に入る手前のところに彼女の店はある。
Frances pharmacy.
フランセス・ファーマシィ、それが彼女の店の名前。
フランセス薬局、そのままの意味だ。
店構えは普通、ごく普通。
店の中を少しだけ覗ける窓、シンプルな木の扉、その上にかかる看板。
別段怪しいところも無く、ただの普通のお店にしかみえない。
ともすれば街の雑踏に消えてしまいそうな、そんなありきたりの店だった。
だが普通なのは店の外面に限った話だ。
店の中には色とりどりの薬品と機材が並べられ、科学書や錬金術書があちこちに積み上げられている。、
だがこのあたりはまだ薬局としてもまぁ理解できるといえるだろう。
しかし店の中にはほかにも幻獣種や珍獣を扱った辞典、それらを精巧に復元した標本模型、
極めつけは壁に立てかけられている無数の傷がついた巨大な斧。
それらのすべてがこの部屋で化学反応を起してこの部屋を「怪しくない」とは言えないものになっている。
何も知らない人がうっかり迷い込んだら、黒魔術の研究所か何かと勘違いするだろう。

そして決定的におかしいのはこの店のスタイルにある。
通常の薬局であれば毎日決まった時間に開いているのが正しい姿だ。
だがこの店は違う。
おそらく一ヶ月で半分も開いていない。
一週間で2~3日開いていればいいほうである。
それは何故か。
それはこの店の主が現役の冒険者であることが大きく関わっている。
各地で手に入れた薬草や魔法アイテムなんかを使ってこの店を営業させているため、
非常に不安定な営業時間になってしまうのだ。
そのため非常に珍しいアイテムも多く、少し変わった客が多いのも特徴だ。
そしてその日来た客もまた例の通り変わった客だった。


「店長いるかい?」
そういってその店のドアを開けたのは40台にさしかかろうかという男性。
「いらっしゃい、今日はどうしましたか?」
「いやちょっと調達してほしいものがあるんだが」
そういうとその男は袋をひとつ取り出した。
「開けても?」
フランシスが確認を取ると男は黙ってうなずく。
「では失礼っと・・・、これは苗木?・・・それもバオバブの?」
「あぁ」
「それにしても状態が悪いですね・・・もう死にかけている」
そういいながらフランシスはその苗木を調べ始める。
バオバブの木はマイマイ島によく見られる種の木で、飛空庭の基礎パーツとなる重要な木で、
持ち出しや伐採を許可無く行うことは禁じられた保護種だ。
とはいえ、ファーマーギルドの加入者なら研究のために伐採を許可されているため、
バオバブの苗木自体はそこまで貴重でも珍しいものでもない。
「それにしてはこれ小さいですし、それに何かおかしいですね」
フランシスはそういうとそのバオバブの苗木らしきものをさらに細かく調べていく。
「苗木に見られる独特の模様が見られない・・・根は、伸びすぎている・・・
でもこの幹の特徴は明らかにバオバブの木そのもの・・・」
調べれば調べるほどその苗木は何かが違っていた。
苗木らしくないのだ。
苗木らしいといえばサイズくらいのもので、たとえそうだとしても平均的なバオバブの苗木のサイズの半分にも満たない。
あらゆる情報がこの木をバオバブと断定させるが、その一方であらゆる情報が苗木であることを否定していた。
「つまり・・・もしかしてこれは、もう成長を終えている?」
そう呟くと男はニヤリと笑い
「そのとおり、こいつはもうこのサイズで成長しきっているんだ」

男は胸のポケットからタバコを取り出し火をつける
「こいつはバオバブの森の奥地のさらに奥地にあるといわれている」
男が煙を吐き出す
「現地の先住民の伝説ではジャングルをいくつも越えると、
ある地点で急にバオバブが一本も生えてない原生林に出るそうだ。
そこは楽園のような場所で、そこにこのミニチュアサイズのバオバブの木が生えてるそうだ」
「なるほど・・・で、私にどうしろと?」
フランシスは答えがわかっていながらもそう問いかける
「いわなくてもわかるだろ」
そういうと男は大きく煙を吐き出す。
「ここにある一本はもう枯れて死に掛けている、それは素人目にもわかる、だが私はこれが欲しい」
「これが突然変異の一本だったもう無理ですよ?」
「わかってる」
「これが雲をつかむような都市伝説の類だっていうのもわかってます?」
「もちろんだ」
「たとえ無くても知りませんよ?」
「あぁ、努力さえしてくれればいい、出来ることをすべてやれば諦めもつく」
フランシスは男の目を見る。
本気の目をしている。
「わかりました、じゃあ掛かったお金は全部そっち持ちになるけど良いですか?」
「あぁ、そのあたりのルールは聞いている」
「そう、なら良いです、期待せずお待ちください」
その言葉を聴くと男は店を出ようとする
「期待して待ってるよ」
「いや期待しないでください、あと・・・」
男が振り向く
「ここは禁煙ですよ!」


フランシスは残された苗木をみながらため息をつく
「またしばらく店閉めないといけませんかねぇ・・・
しかし普通の客はどうして来ないのでしょうねぇ」
変人が変人を呼んでるのか?などと考えたが、それでは自分も変人になってしまうためその考えはすぐに捨てた。
「悩んでも仕方ないか、ちょっと準備でもしますかねー」
フランシスはそういうとバックパックにテントやナイフなどの必需品や、錬金術師として必要なアイテムなどを丁寧につめていく。
荷物をまとめながらぼんやりと一人で行くかパーティを組むか考えていた。
「アリア姉さんは・・・どう考えても来ないよねぇ、
遠いし虫もたくさんだし数日とまりになってもおかしくないし。
リタ姉は相変わらずどこいるかわかんないし・・・」
荷物をまとめ終わり、斧の手入れを始める。
「かといってソロはきっついしなー、やっぱ何人かで行ったほうが楽だしねぇ
そうだ、へぶれぐのメンバーを呼んでみるかな」
斧をぴかぴかに磨き上げた後にフレンドリストを開く

へぶれぐのたまり場となっているアップタウン南商人付近。
見知ったトサカが一人いた。
フランシスはそのトサカ、残酷丸に声をかける
「今からバオバブ行くんだけど一緒行かない?」
「夜ですか?昼ですか?」
「うーん、どっちもかなぁ」
「うひょうwwwおkwwww」


続く

comment

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No title

フィッシュオン!
すごく釣れ易いですね><

No title

いつものことですね><
プロフィール

へぶれぐ

Author:へぶれぐ
ECOゲーム内リング「へぶれぐ」の紹介ブログみたいなものです。
四葉鯖で地道に活動中。
メンバーも軽く募集中。
まずは「はじめに」をお読みくださると色々解ると思います。

(C)2005 BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc.,/HEADLOCK Inc.,
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