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残酷丸サーガ 新章

ついに動き出した残酷丸サーガプロジェクト2012

続きが読めるのは何時だ!?








残酷丸サーガ

残酷丸博徒編


南4局は何事もなく終わった。
「こんなはずじゃなかった」
目の前のアリアは計算表を手に嫌らしくニヤついている。
「えーっと今回が+52だから、合計で3.5Mwww」
「ばかなw」
「うますwww」
「まさかこんなことになるとは・・・」


時は少しさかのぼる。
残酷丸はあまりの暇さにアリアと賭け麻雀をやることにした。
基本的にへぶれぐ麻雀ではそれなりのレートでゲームをする事が多く、負けてもせいぜい50万かそこらの麻雀だ。
痛い金額ではあるが、払えない金額でも無い。
しかし同じギャンブラーの血が流れるアリアを相手にする時だけ、レートを大きく上げる事がある。
今回がまさにその時で通常をはるかに上回るレートを採用し、確かに1M単位の負けはある程度覚悟はしていた。
覚悟してたとはいえ二人の麻雀の腕は大して差があるわけでもないし、ほとんどの場合で勝ったり負けたりを繰り返した経験から「どんなに負けても1Mくらいだろう」と甘く見ていたのだ。
計算が狂ったのはアリアが二連勝した辺りからだった。
残酷丸は吸い寄せるようにアリアの当たり牌を引き続け、そしてそれに逆らうことなく振込み続けた。
残酷丸は流れに乗るように、よどみなくアリアに点棒を貢ぎ続けた。
「振込みマシーンと化してるw」
などとその時は笑っていたがそのうちすぐに笑えなくなっていた。


そうして気がつくと手持ちを大きく上回る負債を背負ってしまっていた。
財布の中の現金は300k。
もちろん勝つつもりで来たので余分な金は持っていない。
「ちょっと手持ち足りないんで借金でいいですか?w」
残酷丸は悪びれる様子も無くアリアにそういった。
アリアは仕方ないといった仕草で
「まぁいいでしょう、近いうちに返してね、近いうちに」
「おkwすぐかえしますw」


そうして残酷丸は雀荘を出て、すぐにギルド商人で預金残高を確かめる。
銀行にはわずか200kしかなかった。
「あれ?」
残酷丸は記憶をたどる。
確か少し前にクジ引きで当たった景品を売って大金を手に入れたはずだ。
あのアイテムの売却金額とそれまでの資金で借金など余裕で払える50~60Mほどの金があったはずだ。
あの金はどこにいった?
さらに記憶をたどる。
何を買った?
何を食った?
「あっ」
突如思い出される記憶。
それは数日前の事だった。


「まさかあんな変なのが40Mになるとはwww」
クジで当てたアイテムを売り払い、思いの他手に入れたあぶく銭にテンションがすっかりあがってしまった残酷丸は調子に乗っていた。
乗りにのった調子で思いついたことは
「そうだ新しく両手剣を新調しよう」
という実用的とも無駄とも言える思いつきだった。
何しろすでに決戦兵器とも言える武器を一つ所持している。
しかし思いついてしまった以上、やってしまう男こそ残酷丸なのだ。
「次はエンオウ用に風武器にするかwww」
行動だけは早い男、露店で一番安かった白虎とついでにEXレッドポテントストーンもあわせて購入する。
順調にSTR+1された白虎に次に行う作業はイリスカードのスロット空けだ。
本来ならあいびきに頼むところだが、あいにくあいびきは海外に出張している。
まさかスロ1では壊れないだろう。
そう思い、保険を購入したものの、それを使わずにスロットを空けの作業にはいる。

次の瞬間には使い道を失った保険がただ手元にあるだけだった。
その残った保険も無意味に鎧のスロット空けに費やし、失敗し「保険があって良かったな」という満足感を得るだけに終わった。
結局残ったものはさっぱりとした清々しい喪失感だけだった。


「そうだった・・・」
全てを思い出した残酷丸はドン引きしていた。
あると思っていたものが無い脱力感をこれでもかと味わった残酷丸は財布をもう一度見直す。
そうすればもしかするとお金が増えているかもしれないと思ってみての行動だが、もちろんそんな気のいい妖精などこの世界には存在しない。
まったく変わらない財布の中身は預金残高とあわせて500kという金額が今の全てであることを残酷丸に告げていた。
「これじゃ想定の1M負けてても500k足りなかったwww」



残酷丸はいかにして借金を返すかを考えていた。
3Mは多いものの、決して返せない金額ではなく、いざとなったら手持ちの装備などを売れば何とかなる程度の金額だ。
しかし出来ればそれは避けたい。
資産を投入して作成された武具は売るのはたやすいだろう。
だが、もう一度同じレベルのものを入手するとなればかなり手間取る事になりそうだ。
となれば真面目に稼ぐしかない。
そうした時に残酷丸が一番最初に思いつく金策は手っ取り早くボスからブーストを出して売り払うことだった。
これなら借金を返した上でお釣りまで来るだろう。
となれば膳は急げ、残酷丸はさっそく準備に取り掛かる。

ボスを倒すのに必要なアイテムは思いのほか少ない。
残酷丸の攻撃力があればほとんどのボスはものの数秒で沈んでしまうからだ。
となると少々の回復財、あとはダンジョンの敵に合わせた属性の武器があればそれで十分だ。
あっという間に準備を終えると残酷丸は飛行庭をノーザンシティへと向かわせた。



ノーザンシティは昔は寂れた街だったが、ここ数年で急に冒険者に人気のスポットになっている。
異次元の世界とも言えるエンシエントアーク、近年まで秘匿され続けたノーザン地下都市と名を上げた冒険者なら誰もがうずくような場所が近年相次いで発見されたのが一番の理由だ。
残酷丸はとりわけエンシエントアークダンジョンを気に入っており、正直住んでもいいくらいだと思っている。
ここにアクロニア並みの市場や生活施設があれば実際に転居していただろう。
つまりそれくらい通いなれた庭とも言えるエンシエントアークが今回の狩場だ。

ブーストを狙いつつ、他に価値のあるアイテムを探せる場所といえば・・・
「エンシエントアーク最終章22-24」のほかに無い。
メイオウ、コウオウ、それに場違いなふんどしマンを抱えるこのダンジョンはボスドロップを狙うのであれば絶好の場所だ。
残酷丸にとってもとてつもなくお気に入りの場所で、暇とクエストがある限りもぐり続ける自信がある。
残酷丸はカウンターの巨大猫のケットシーにクエストの登録をしダンジョンへと突入していった・・・


「何かがおかしい」
すっかりクエストポイントを使い果たした残酷丸の手に握られているのは大量のタイニーメダルと闇属性王の紙片がわずかに二枚だけだった。
ブーストはおろか、スタンプ、光紙片などの価値あるアイテムは一つとしてドロップすることは無かった。
「どうしてこうなった・・・」
予定ではブーストは出ない可能性があるとしても光紙片が2~3枚、それにボススタンプなどで十分に負債を完済できるだけのアイテムを入手するはずだった。
もちろんそれは経験則からの予定であり、確実な自信がある未来だった。
しかし今回はたまたま出が悪かったのか、得たアイテムは本来の予定には遠く及ばない収穫だった。
残酷丸はすっかり意気消沈し、アクロポリスへと戻ることにした。
辺りは夕暮れのオレンジに染まっていた。


とりあえず借金の足しにと闇紙片買取ゴーレムを探すものの、500kでの買取が少しあるくらいだ。
あまり売りたくない金額ではあるが、急場で資金が必要な残酷丸はしぶしぶゴーレムに投入し1Mを得た。
これで現在の資金は1.5Mだ。
目標の半分にも満たない。
残酷丸は再び途方にくれる。
「どうしましょう・・・」
そう呟き何気なくポケットに手を入れるとタバコが切れている。
残酷丸はとりあえず落ち着くために煙草を補充しようと歩き出した。
その姿はまるで亡者のようだった。


ベンチで煙草に火をつける。
煙が肺を満たすと残酷丸は少しだけ落ち着きを取り戻した。
すこしあせりすぎたかもしれない。
他にも急場に金銭を獲得する手段は残されているだろう。
それに何も今日必要なわけではない。
アリアには何だかんだと理由をつけて先延ばしにしてもらえばいいだけの話だ。
開き直りのような落ち着きを取り戻した残酷丸は
「とりあえずはクエストが補充されるまでは動きようがない」
そう思うと煙草を灰皿で潰し、新たになもう一本に火をつけた。

「流れが悪すぎる・・・」
そんなことをぼんやりと考えている最中、急に隣に誰かが座った。
驚いて隣を見るとそこにはいつも通りのメイドさん姿のアリアが居た。
「火かしてください」
アリアは手に持ったオレンジ色の煙草の箱を左右に小さく振るように見せた。
「相変わらずECOO(エコー)吸ってるんですね」
残酷丸はアリアにライターを渡した。
煙草に火を付け深く吸い込むアリア。
ため息のように煙を吐いたアリアは呟くように言う。
「それにしても最近はどこも吸いにくくなってきたねぇ」
「ですね」
「昔はほんとどこでも吸えたんだけどね、ってさすがに公共機関ですえた時代は知らないけど」
「ですねw」
「そういえば借金は返せそう?」
「いやもうちょっと待ってくださいw」
「まじでw」
「うむ・・・」
「何か欲しいものでもあるの?」
「いやちょっといろいろあって・・・」
「ふむ・・・まぁ別にいいけど・・・」
「すぐ返すんで・・・」
「まぁ出来たらすぐ払ってね。んじゃそろそろ戻るね、またねん」
アリアは立ち上がりへぶれぐスポットへ戻っていった。
やはり借金したままは気持ちが悪い、すぐにどうにかしよう。
そう心に決めた残酷丸はもう一本煙草を吸おうとポケットに手を入れる。
そしてふと気がついた。

「ライター返してもらってないんですけど」


続く。

comment

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はよ!

つづきはようw

ところでこれは完全実話ですか?
ものすごくあさしんさんっぽいw
理解しすぎだろう・・・

借りパクされたライターの行方がどうなるのか気になって眠れないので続きおねがいします。

No title

この話はフィクションです。
登場する人物とかその他もろもろは現実とは無関係ですが、基本的に残酷丸がボソっと言ったこととか、残酷丸がやらかしたこととかからねたを拾ってるので割りと現実味があって当然でしょうw

続きはちまちまかいてるので近いうちに出せるかも。
プロフィール

へぶれぐ

Author:へぶれぐ
ECOゲーム内リング「へぶれぐ」の紹介ブログみたいなものです。
四葉鯖で地道に活動中。
メンバーも軽く募集中。
まずは「はじめに」をお読みくださると色々解ると思います。

(C)2005 BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc.,/HEADLOCK Inc.,
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